| ■ 時間・場所 |
第1日 2008.04.05 13:40-14:25
第1日 2008.04.05 14:45-15:30
第1日 2008.04.05 15:50-16:35
第2日 2008.04.12 13:30-14:15
第2日 2008.04.12 14:25-15:10
第2日 2008.04.12 15:30-16:15
第2日 2008.04.12 16:25-17:10
第3日 2008.04.26 13:30-14:15
第3日 2008.04.26 14:35-15:20
第3日 2008.04.26 15:40-16:25
第4日 2008.05.10 13:30-14:15
第4日 2008.05.10 14:25-15:10
第4日 2008.05.10 15:30-16:15
第4日 2008.05.10 16:25-17:10
第5日 2008.05.17 13:30-14:15
第5日 2008.05.17 14:25-15:10
第5日 2008.05.17 15:30-16:15
東京大学大講堂(本郷キャンパス)[安田講堂] |
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| ■ 講師 |
| 第1日 |
丹野 義彦 教授 |
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中釜 洋子 准教授 |
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笠井 清登 講師 |
| 第2日 |
山地 憲治 教授 |
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山内 薫 教授 |
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横山 央明 准教授 |
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西成 活裕 教授 |
| 第3日 |
長谷部 恭男 教授 |
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水町 勇一郎 准教授 |
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井堀 利宏 教授 |
| 第4日 |
池上 高志 准教授 |
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山岸 順子 准教授 |
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宮下 直 准教授 |
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青木 一郎 教授 |
| 第5日 |
渡會 公治 准教授 |
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小田部 胤久 教授 |
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秋山 聰 教授 |
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| ■ 対象者 |
| 成人一般・大学生・高校生 |
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| ■ 講義の概要と予定 |
- 心の適応と不適応のバランス
うつや不安といった心理病理は、不適応と適応の両面があり、そのバランスをとることが大切です。うつには、うつ病という不適応の面と、休息をとったり物事の見方を現実的にしたりといった適応の面があります。不安にも、不安障害という不適応面と、危険を避け行動が慎重になるという適応的な面があります。こう考えると、心理病理を除去してしまうのではなく、心理病理をコントロールしながら共存していければよいわけです。こうした立場に近い心理療法が「認知行動療法」です。
- 子どものバランス・家族のバランス
不登校やひきこもり、思春期やせ症など、子どもの臨床的問題が後を絶ちません。子どもを取り巻く大人たちが手を貸すことで子どもの心の揺れ動きを、成長の糧となる穏やかなものへと収めたいものです。しかしそんな意図にもかかわらず、バランス崩しの片棒を担いでしまったり、家族自体が既にバランスを欠いた状況が少なくありません。子どもや家族の心の「バランス」とは何か、肯定的変化をいかに生み出してゆくか、お話したいと思います。
- ニューロイメージングで観て診るストレスに対するこころのバランス
心理的なストレスに対して、脳はどのようにバランスを保っているのでしょうか。ニューロイメージングという脳の様子を非侵襲的に知る方法を用いた研究から、われわれの脳がストレスを防御する仕組みや、その破綻によって生じるこころの病の機序がわかってきました。また、ストレスに耐えるこころの発達には、遺伝的素因と環境因が相互作用的に影響していることも明らかとなってきました。本講義では、ストレス適応・破綻にかかわる脳の機構についてご紹介いたします。
- 世界エネルギー需給とバランス
中国やインドなどの需要の急増や不安定な中東情勢を背景に石油価格が高騰し、エネルギー資源の争奪戦が始まっている。エネルギーは文明社会の基盤であり、その需給バランスは国家の安全保障に直結している。また、安価な石油が資源枯渇に直面していることに加えて、世界のエネルギー需給は地球温暖化など地球環境容量とのバランスも問われている。エネルギー安全保障から見た世界の需給バランスとともに、資源・環境の有限性とエネルギー需給とのバランスについて考える。
- 強光子場における分子のダイナミカルバランス
我々は光を使って自然界の理解を深めてきました。そして光を使って反応を起こすなど、光は多岐に利用されています。一方、近年の光技術の進歩は、光にまったく新しい役割を与えました。それは、「光と物質が混合した新しい状態」を実現するという役割です。これは、光の強度を非常に高くすることによって可能となりました。そこでは、弱い光では決して起きない新奇な現象を起こさせることができますし、光の場の強度、パルス時間幅、パルスの形状などの光の性質を制御することによって物質の状態を制御することができます。また、強光子場を利用して、アト秒領域の超短パルス光(1アト秒は、10のマイナス18乗秒)を生成することも可能となり、新しい研究領域が次々と広がっています。
本講義では、この強光子場科学の最前線をわかりやすく紹介します。
- ダイナミックな太陽ー磁気バランス変動がおこす太陽大気爆発ー
太陽の大気では高温なガスが電離プラズマ状態にあり、そこを流れる電流と磁場との相互作用により、さまざまな活動現象がみられる。なかでもフレアは、わが太陽系最大級のエネルギー解放現象である。太陽大気中で磁気力のバランスしたガスの力学平衡状態が、その釣り合いを失い爆発的に熱が発生すると考えられている。観測衛星「ひので」による最新の観測映像を使って、フレアをはじめとする多彩な太陽活動を紹介する。
- 複雑系としての渋滞
「渋滞」という言葉で何を連想するでしょうか。高速道路の大渋滞の光景が目に浮かびますが、実は車だけが渋滞するわけではありません。通勤電車での人の混雑は人の渋滞といえるでしょう。また、アリも混んでくると遅くなりますし、ケータイがつながりにくいとか、工場で在庫がたまるとか、さらには我々の体の中にも渋滞があり、様々な病気と関係しています。この広く渋滞現象を考える学問を私は渋滞学と名づけました。渋滞を複雑系としてとらえ、最新の数理科学を用いた渋滞解消研究を紹介します。
- 法的思考におけるバランス
法律学では、さまざまな価値、利益、理由等のバランスをはかりながら結論を出します。そうした価値、利益、理由等は、一つの物差しの上に並べて重みを計測することができない、比較不能なものであることがしばしばあります。この講義では、法律学がそうした価値、利益、理由等を考慮して結論を出す際に使う道具立てや、そうした道具立てを使う背景について紹介します。
- 「ワーク・ライフ・バランス」について考える
いま日本では「ワーク・ライフ・バランス」が大切だということが盛んに言われている。なぜいまこのことが日本で盛んに言われているのか? また、どのようにしてそれを進めていけばよいのか? 「ワーク・ライフ・バランス」について考えることは、女性の活用や少子化問題だけでなく、正社員の働きすぎ、正社員と非正社員の格差問題など、現在の日本の深刻な労働問題を解く鍵を提供してくれるかもしれない。欧米における営為との比較を通じて、日本の労働問題の根本にあるものについて考えることにしたい。
- 効率と公平ー税制改正におけるバランス
効率性と公平性の2つの基準は、経済政策を評価する上で基本的な概念である。効率性は経済活力を促進することにつながり、公平性は格差の是正に配慮する。グローバル化、高齢化が進行するわが国の経済社会環境では、これら2つの基準は相反する結果をもたらしかねない。最近の税制改正を具体例に取り上げて、効率性と公平性のバランスをどのように図るのが望ましいのか、また、実際にはどちらに重点が置かれているのかを考えてみたい。
- カオスがつくるバランスと進化
われわれの世界は不安定性で予測不能です。だからその代表例であるカオス(chaos)は目の敵にされがちですが、実はこのカオスが生命の基本的な性質である「恒常性」(ホメオスタシス=バランス)に役立っているのです。しかし生命のホメオスタシスは単に「同じものを一定に保つ」のではなく、多様性を作り出す源になっているのです。そこが温度を一定に保とうとする電化製品のサーモスタットとの違いです。当日は、一見矛盾するカオスとバランス、その進化へのつながりを一緒に考えたいと思います。
- 作物栽培におけるバランスーイネとコメー
作物栽培においては、@収量が多いこと、A品質がよいこと、B農作業者の負担とコストが少ないこと、C環境に優しく安全であること、の4つが求められている。しかし、これらはしばしば1つに重きを置くと他が成り立たず、バランスを取ることが非常に難しい。そこで、イネの栽培を例にして、これらの成立過程と歴史的な変遷、および現代におけるバランスのあり方について解説する。
- 生態系のバランスの崩壊:シカと外来種問題
生態系は大気や土壌、水などの非生物的な環境要素と、多種多様な生物群集との相互作用により維持されている。生態系は地史的な時間スケールでは変遷を続けているが、我々が生活する生態的時間スケールでは一般に安定していると見なされてきた。しかし、近年さまざまな人間活動に由来する要因により、そのバランスが大きく崩れ始めている。本講演では、人が持ち込んだ外来生物や人為的環境改変が原因と考えられるシカの増加が生態系に与える影響を、生物間の相互作用の観点から概説する。
- 水産資源の変動とバランスー魚種交替ー
世界の海における様々な水産資源が気候・海洋の長期変動に基因して十年〜数十年のスケールで大きく変動することがわかってきた。この変動は環境レジームに対応して卓越魚種が交替することを伴う。減る資源があれば必ず一方で増える資源がある。これが海の資源生物生産のバランスという自然の摂理であるとすれば、単一種のみに目を向けるのではなく複数種を統合した資源利用を図ることが理にかなっている。今、その賢い利用法が求められている。
- スポーツにおけるフォームとバランス
一流のスポーツ選手の動きには美しいという評価が下る。美しい動きの背景には身体の構造に無理のないフォームとバランスのとれた身体がある。一方、名選手を目指して猛練習を重ねる中でスポーツ障害が起こる。障害を起こさないために必要なものは何か。それは、スポーツ医科学の知識を学ぶことと、バランスのとれたトレーニングである。メディカルチェックや症例などの例を示し、スポーツ医学から見たバランスのよい身体とフォームについて述べたい。
- (アン)バランスの美学
バランスという語は中世後期のラテン語のbilanxに由来する。lanxは「皿」を意味する名詞、bi-は「二つ」を意味する接頭辞であり、ここから二つの皿を持つ「天秤」という語義が生じた。バランスとは、天秤に典型的に認められるように、釣り合いをとるプロセスのうちに成り立つ。一見するとアンバランスに見えるものも、このプロセスのうちではバランスの構成要素となる。それどころか、このプロセスこそバランスの基本を成す。こうした事態をいくつかの美学理論を参照しつつ、具体的な芸術現象に即して考察する。
- ルネサンス美術における美とバランスーアルブレヒト・デューラーを中心にー
「美とは何であるか、私は知らない」とはドイツのルネサンス期を代表する画家デューラーの言葉です。彼はイタリアにおいてルネサンス美術の息吹に触れながらも、異なる文化的伝統を引くが故に全てをそのままに受け入れることができませんでした。しかしやがて、相対的審美観に基づいた独自の美術論を構築することとなります。そこでは「均衡」という概念が大きな役割を果たしていました。その経緯を、具体的作例を示しながらお話しようと思います。
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