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東京大学公開講座「人口」
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■ 本講義の目的
「人口」を一つの切り口として、人類が抱える諸問題を考察する。
■ 時間・場所
第01回 2006.04.01 13:40-15:00
第02回 2006.04.01 15:20-16:40
第03回 2006.04.08 13:30-14:50
第04回 2006.04.08 15:10-16:30
第05回 2006.04.22 13:30-14:50
第06回 2006.04.22 15:10-16:30
第07回 2006.05.13 13:30-14:50
第08回 2006.05.13 15:10-16:30
第09回 2006.05.20 13:30-14:50
第10回 2006.05.20 15:10-16:30
東京大学大講堂(本郷キャンパス)[安田講堂]
■ ホームページ
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/d04_01_j.html
■ 講師
第01回 稲葉 寿 助教授
第02回 岸野 洋久 教授
第03回 土方 苑子 教授
第04回 嶋田 正和 教授
第05回 荒井 良雄 教授
第06回 大西 隆 教授
第07回 石見 徹 教授
第08回 難波 成任 教授
第09回 近藤 和彦 教授
第10回 赤川 学 助教授
■ 授業時間
第01回 2006.04.01 13:40-15:00
第02回 2006.04.01 15:20-16:40
第03回 2006.04.08 13:30-14:50
第04回 2006.04.08 15:10-16:30
第05回 2006.04.22 13:30-14:50
第06回 2006.04.22 15:10-16:30
第07回 2006.05.13 13:30-14:50
第08回 2006.05.13 15:10-16:30
第09回 2006.05.20 13:30-14:50
第10回 2006.05.20 15:10-16:30
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■ 講義の概要と予定
  1. 人口学の考え方と人口問題
    東京大学公開講座「人口」の第1回。はじめに、人口問題とはどういったことをいうのか?をとりあげる。次に、人口問題に関わる少子化、高齢化、人口減少というキーワードを挙げる。これらのキーワードを軸に、少子化、TFR、コーホート対ピリオド、結婚と出産、Population Dynamicsという話題も取り上げ、最後に世界の人口、大学と人口学についても触れている。
  2. 遺伝子レベルからみた生物集団と適応
    東京大学公開講座「人口」の第2回。岸野教授は、「数を数えることによって多様性をはかる」という試みを展開している。数を数えるのは人間の人口に留まらず、クジラの数、ハマダラカの生態調査、エイズウイルスの多様性、トウモロコシの多様度など多岐にわたる。農学の分野から人口について考える。
  3. 子どもの数と不就学 -戦前の就学率-
    東京大学公開講座「人口」第3回。戦前の就学率をどのように計算したらいいのか。史料をもとに、昔の人口問題についての考察を試みている。戦前の就学率とは、学齢児童はどのくらいいたか、「低就学率期」という時代、「学歴社会の成立」など、教育の観点から人口がどのように関わっているかを述べている。
  4. 動物社会の人口論
    東京大学公開講座「人口」第4回。未来の人間の人口動態を知ることが難しい。だとすれば、自然界に目を向け、動物社会の人口を観察して人口動態の一般法則に示唆できるものはないか、という観点から考察を展開している。講義資料を見ると動物社会の人口論にも大きな変化の要因が存在していることが分かる。
  5. 日本人はどこに住んできたか -戦後日本の人口移動とライフコース-
    東京大学公開講座「人口」第5回。戦後日本の人口移動とライスコースについてとりあげる。キーワードは、Uターン、都市の郊外化、少子化、高齢化、地方都市の過疎化が挙げられる。地方と都市、首都圏と首都圏郊外など、様々なデータを用いて、現代の日本の人口問題について考察している。
  6. 逆都市化時代のまちづくり
    東京大学公開講座「人口」第6回。大西教授の専門は都市計画の中でも、特に地域計画である。大西教授はこの講座でもマクロな視点から都市を捉えている。キーワードは、「世界の人口動向」、「これからの東京圏」、「還流する田園」、「拡散する都市」、「まちづくりと分権参加」
  7. 人口・食糧・環境
    東京大学公開講座「人口」第7回。「人口、食糧、環境」がテーマ。これらの3つの単語を具体的にすると、それぞれ「人口爆発」、「食糧不足」、「環境破壊」となる。現在65億人の世界人口の中で、3分の1超を中国とインドが占める。その中で、誰が中国を養うのか、森林の減少、砂漠化、地球温暖化はどうするのか、危機のシナリオについて考察する。
  8. 8億人分の食糧が毎年病気で消えている:植物医師の養成と植物病院の展開を目指して
    東京大学公開講座「人口」第8回。人口爆発が進む中、食糧の確保という問題は今後ますます重要性を増してくる。難波教授は、植物の病気を治す、「植物医科学」という観点から、人類の食糧の確保への解決策を提案している。植物の病気の概要、その防止策、臨床技術の構築、人材育成のプログラムなど、難波教授の資料は多くの知識がカバーしている。
  9. 人口停滞の世紀とその後
    東京大学公開講座「人口」第9回。近藤教授の専門は西洋史学である。近藤教授は、ヨーロッパの人口停滞期について述べ、何が問題になったか、そして何が問題解決の要因になったのかを述べている。また、教授は、人口停滞や人口減少自体の問題を長期的に見ればそれ程重要ではないとし、戦略システムの討議をたたかわせているか、国富と国民の意思によって国民の運命は決まるとしている。
  10. 人口減少社会を生きる
    東京大学公開講座「人口」第10回。第10回目のテーマは、「人口減少社会を生きる」。講義中で、赤川助教授は次のようなことを述べる。@人口減少社会の到来は不可避 A男女共同参画は少子化を防がない。にもかかわらず必要。B少子化の弊害(年金制度の破綻、低成長)は、出生率回復では克服できない。少子化を与件とした制度設計が必要。C人工減少社会に必要なのは滅びの美学。